コロナ後遺症で呼吸が浅い方へ

浅い呼吸をやわらげる方法のお話

 コロナが5類に指定されてずいぶん日が経ち報道は少なくなりましたが、まだまだ感染は収まっていないようです。私も初期のものとオミクロンとで二回かかってひどい目に遭いました。

 

最近施術で喜ばれることがあったのでご紹介です。

 

施術の前に内臓の状態の検査をしているのですが、やはりコロナ以降は肺に緊張がある方が多くみられ、聞いてみるとコロナに感染してそれ以降は少し呼吸が浅くなっている気がするとのこと。

 

私も2022年の11月にオミクロンにかかった後、お客様に呼吸方法の指導をしようとしたら自分の肺が固まっていて本来の半分くらいしか息が入らないということに気づきました。

 

酸素は人間にとって一番重要なエネルギーなので息が半分ならエネルギーも半分です。

 

これはまずいと自分の身体でいろいろ試したところ、肺の経穴が良く効いて肺が伸縮するようになりました。それ以降は肺に緊張がある方には経穴の施術も行っています。非常に簡単でご自身でもできますのでコロナに感染したことがあって身体に倦怠感などある方はやってみてください。

 

中府(ちゅうふ)と尺沢(しゃくたく)という肺の経穴を使います。※下の画像参照

 

中府は鎖骨の下を外方向にたどって腕の手前でくぼんでいるところの指一本分下にあります。尺沢はひじを曲げたときのしわの外側です。

 

①仰向けか座った状態で深呼吸をして現在の肺の伸び縮み具合を確認します。

②胸の黄色い部分を指三本を使って内と外にやさしく2~3分ほぐしてください。※

③胸の【中府】を指一本で垂直方向に30秒くらいおします。※

④肘の【尺沢】を指一本で垂直方向に30秒くらいおします。※

⑤再び深呼吸をしてみて肺が大きく広がる感覚があれば成功です。

※②~④左右どちらもおこなってください

呼吸が楽になったらぜひ周りの方にも教えてあげてください。早くコロナが収束するのを心待ちにしています。