猫背とは

背骨は首の骨(頸椎7個)、胸の骨(胸椎12個)、腰の骨(腰椎5個)から成っています。このうち、胸の骨(胸椎)が前方方向に曲がった(わん曲)状態が一般的に猫背、医療用語では円背(えんばい)と言われております。
猫背の種類
猫背の種類は大まかに骨盤の向きで二種類に大別できます。

(1)骨盤後傾型
骨盤の上部が後ろ方向に倒れて非常に猫背が目立つタイプです。
特徴としては・・・
・前屈が苦手だけど後屈は得意
・畳などに仰向けで寝て、腰の隙間に手は入らない
(骨盤の仙腸関節に異常があると入ることもあります)
・おなかがぽっこり出る
・ひざが曲がっている
・後腿(ハムストリングス)が固い
・椎間板ヘルニアになりやすい
・亢進すると背骨のS字が失われて平背型(フラットバック)に移行しやすい

(2)骨盤前傾型
骨盤の上部が前方向に倒れて背骨のS字がきつくなるタイプです。特に女性に多く見られます。
特徴としては・・・
・前屈が得意だけど後屈は苦手
・畳などに仰向けで寝て、腰の隙間にすっぽり手が入る
・おなかから腰にかけて突き出す
・ひざは伸びて見える(O脚の方は軽度屈曲)
・前腿が固い
・分離すべり症になりやすい
どちらのタイプも肩こり腰痛や、内臓疾患になりやすくなるので、全身を整えて良い姿勢にするといいでしょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
姿勢矯正専門 リペア院長 板橋